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2026-07-09 12:10:55 UTC

三宅 芳夫 on Nostr: ナオミ・クライン『ドッペルゲンガー ...

ナオミ・クライン『ドッペルゲンガー 鏡の世界への旅』を読む。

ナオミ・クラインは『ブランドなんかいらない』で消費社会批判、大著『ショック・ドクトリン』ではラテンアメリカの軍事政権が導入した新自由主義の世界展開を精緻に追跡した女性のユダヤ系知識人。

2014年では『これがすべてを変えるー資本主義VS気候変動』を発表、「気候正義」を唱える代表的な論客の一人となる。

入植者植民地主義と言えば、大学町としても有名な「ブリテッシュ・コロンビア」も「英国」と「コロンブス」を結合した典型的に植民地的な名称である。

また寄宿舎制度によるカナダの先住民のシステマティックな「ジェノサイド」の記憶をめぐる極右+マジョリティの「否認」はなかなかに凄まじい。

この寄宿舎制度、単に虐待だけでなく、殺人、強姦なども日常茶飯事だった。

一時、この「文化ジェノサイド」に対する反省の機運が高まったが、近年一挙に極右の反動の大波が来ているようだ。

この「歴史の否認」を巡る極右の大波は世界共通だが、比較的「リベラル」なイメージのカナダでもこれほどとは驚く。

またユダヤ系知識人としてイスラエルを批判するナオミ・クラインはシオニズムを同時代的に批判したユダヤ人社会主義グループ「ブント」に辿り着く。これはまた今度。