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2026-06-30 02:50:04 UTC

三宅 芳夫 on Nostr: ...

 昨日、岸本聡子杉並区長が大差で再選されたが、同日オーストリア第2の都市グラーツでエルケ・カール市長(共産党)も2021年に続いて再選。

 グラーツ市長は直接選挙ではなく、市議会議員による間接選挙だが、今回共産党は得票率を7%伸ばして、35.8%となり第一党。2021年からの公営住宅の増設、文教、介護政策の充実などの政策が強く支持された形だ。

 元来、オーストリアはWWIのハプスブルク帝国解体の後、カール・レンナー(首相)、オットー・バウアー(多民族問題と社会主義連邦制の関係の専門家)などの指導者の下、社会民主党が政権を担った地域である。

また両大戦期のウィーン市政では社会民主党政権の下、大規模な労働者住宅制度が実行され、「赤いウィーン」と称された。

「赤いウィーン」はムッソリニーニに支援されたオーストリア・ファシズムによって弾圧され、その後ナチスによる「オーストリア併合」によって一時はその命脈は断たれた。

WWII後は冷戦体制の前線で共産党は低迷。ただし、社会民主党は長く与党となり、戦後の福祉国家建設に貢献した。

現在、新自由主義的再編の中で、「中道化」した社会民主党は支持を失い、極右がオーストリアでも伸長している。

この文脈において、グラーツ市での共産党市長の再選の意味は大きいだろう。