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2026-06-02 03:44:47 UTC

三宅 芳夫 on Nostr: ...

 柄谷に戻ると、彼にはそもそも中心ー周辺構造や従属理論の諸問題にまるで関心がない。

 このことは、浅田彰、蓮実重彦にも全く当てはまる。仏文学者では蓮実や渡辺守章は留学時代はアルジェリア独立戦争とほぼ重なっている筈だがー鈴木道彦とは異なりー全くインドシナ、マグレブ(アルジェリア、チュニジア、モロッコ)問題への関心の痕跡さえない。いわば全くの「おフランス」である。これは、次の世代の浅田彰にも完全に該当する。

 当然、柄谷も含めて、戦後日本にも「継続した」植民地主義については、「関心のかけら」も見受けられない。

 植民地主義にも帝国主義にも関心がなければ、現在の危機を分析しようもない。

 その上、「エキストリーム・センター」で批判したように、ポストモダニズム@JAPANは元来新自由主義に親和的である。

 柄谷行人がこの期に及んで「交換様式A」と称して「利他心」や「思いやり」などを持ち出して「おやおや」となるのも、単に年齢のためだけではない、という所だろう。