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2026-09-11 08:08:31 UTC

あーるじゅうはちわれ on Nostr: ...

夜毎、灯を消し、布団に潜り込み、そっと手を伸ばしては、自分の体の或る部分を弄びながら、いつも同じ幻想に耽るのでございます。その幻想の名を、私は「ほもまんこ」と呼び習わしております。情けない話でございます。男でありながら、男のそこに、女の秘所を重ね合わせて夢想する。肛門が、まるで女陰のように湿り、開き、私を招き入れる。そんな愚かしい妄想に、幾度も幾度も溺れてきたのです。

人間は、本来、男と女に分かれていたはずではございませんか。神が造り給うた秩序というものが、たしかに存在していたはずです。しかし私は、その秩序を嘲笑うように、夜の闇の中で、男の尻に女の花を咲かせてしまう。指を這わせ、息を殺し、独りで完結する。終わったあとには、必ず、言い知れぬ虚しさが押し寄せて参ります。ああ、私は汚れている。汚れているどころではない、すでに人間であることを放棄しているのかもしれません。

或る夜など、私はふと思いました。この「ほもまんこ」というものは、実は私だけのものではないのではないか、と。世間の立派な紳士方、会社に通い、妻を愛し、子供を慈しむあの人々も、夜になると私と同じように、男の体の奥に女のぬくもりを求めているのではないか。誰もが、表向きは潔癖を装いながら、内心ではこの奇怪な穴に吸い込まれたいと願っているのではないか。私はそう確信し、まるで重大な発見でもしたように、独りで震えました。

けれども、それはやはり私の妄想に過ぎなかったのでしょう。私は誰にもこのことを話せません。話せば、人は私を指さして笑い、あるいは顔を背けるでしょう。私は道化でございます。笑わせるために生まれてきた道化。しかし、道化でさえ、こんなに卑猥な、こんなに哀れな幻想を抱いて生きているとは、誰も思わないでしょう。

朝になると、私は普通の顔をして外へ出ます。電車に乗り、人混みの中で、すれ違う男たちの後ろ姿を、つい視線で追ってしまう。あの人の、あの部分は、どんな色をしているのだろう。どんな感触なのだろう。そして、そこが「ほもまんこ」に変わったとき、私を受け入れてくれるだろうか。そんなことを考えながら、私はまた、自分の卑しさに吐き気がしてくるのでございます。

私は、この世に生まれてくるべきではなかったのかもしれません。生まれてしまった以上は、せめて静かに、誰にも知られずに消えたい。しかし消えることもできず、毎晩この幻想に取り憑かれ、朝にはまた同じ顔で生きる。これが私の生涯でございます。

どうか、この紙切れを拾ったあなたは、決して私を探さないでください。私は、もうどこにもいません。ただ、夜の闇の中に、「ほもまんこ」という名の、醜くて甘くて、救いのない穴だけが、ぽっかりと開いているのです。