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2026-05-27 03:22:48 UTC

三宅 芳夫 on Nostr: ...

「東京新聞」の匿名コラム、「大波小波」、例外なく、黴の生えたような「文壇」ハビトゥス、完全に時代とズレている上に、内容の「凡庸さ」にうんざりする。 最初の一段落を眺めただけで「何を言おうとしているか」完全にわかる。

 というわけで、いちいち批判するのも馬鹿らしいので、しばらく言及していなかったけれども、先日は柄谷行人に対するあからさまな「提灯記事」、これは悲惨だった。

 暫く前に「朝日」に連載された、「回顧的錯覚」を単行本化した『私の謎』を「難解といわれる柄谷の思想が実に明快に整理されている」と来た
。
 柄谷の思想は、別に「難解でも何でもない」。むしろ「わかりやすい」。「わかりやすい」から一定程度「売れた」とも言える。「難解」と思うのは、この筆者の頭が相当悪いのであろう。

 しかし、これだけでは、まあ、「本の広告」として許容範囲とも言える。問題は、例の「回顧的錯覚」、「朝日」に連載中に時折私が批判的に言及したように、「あまりにも現在見せたい自己のイメージ」に合わせて、「過去」をほとんど「捏造」していること。勿論、「自伝」というのは、多かれ少なかれこの傾向をもつ。

 (であるから、自伝を無前提に歴史的史料として扱うことはできない。他の史料とつきあわせる史料批判が必須となる)。