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2026-08-16 14:09:37 UTC
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きはら on Nostr: ...

明治国家、とりわけ大日本帝国憲法下の天皇制と、戦後の象徴天皇制は根本的に異なっている、そして、日本の歴史においては政治の実権を持たない権威者としての天皇の方が普通であり、明治国家のような統治権を総攬する主権者としての天皇は異例である、現在の象徴天皇制は天皇制本来の姿に戻ったと言うことも出来る、と安富は言う。

そして、「祈る」ことしかしない象徴天皇をこそ日本人は必要としてきたし、今また求めているのではないか、と。

私はと言うと、一色登喜彦が漫画『日本沈没』で描いた天皇を思い出している。物語の終盤、大地震によって滅亡に瀕する日本にあって、絶望する日本人に希望を与え正気を取り戻させたのは「祈る」ことしかしない天皇であった。『日本沈没』の細部はほとんど忘れてしまったが、この天皇だけは心に残っている。「そうか、日本人には天皇が必要なのか」とそのときも思った。安富もまた象徴天皇制に何らかの希望を見ているように思う。